🌸 古典文法の覚え方:5つのステップ
① 全体像をつかむ(文法マップを持つ)
まずは、古典文法がどんなパーツでできているかを知ることが大切です。
- 活用:動詞・形容詞・助動詞の変化
- 助動詞・助詞:意味や使い方が決まっている言葉
- 敬語:尊敬語・謙譲語・丁寧語
- 係り結び:係助詞があると文末が決まった形になる
- 識別:「ぬ」「なり」「る」などの見分け
→ まずは「何を覚える必要があるのか」を一覧で見ると安心します。
② 活用は「歌」で覚える
動詞や助動詞の活用はリズムで覚えるのが効果的!
🟡 例:四段活用
未然 連用 終止 連体 已然 命令
「書か・書き・書く・書く・書け・書け」
→ リズムで口に出すのがポイント!
🟢 助動詞の活用も歌っぽく:
例:「けり」= けら/〇/けり/ける/けれ/〇
→ 覚えたら「どんな意味で使われるか」もセットで!
③ ゴロや語呂合わせを活用
覚えづらい助動詞の接続や識別は語呂合わせが効果抜群!
🔵 例:「けり」は連用形接続 →「けりちゃん、恋(連)してた」
🔴 「ぬ」の識別:「打消の助動詞」と「完了の助動詞」
→ 前に用言(動詞など)があれば完了「ぬ」!
④ 実際の文章で「使われ方」を見る
単語だけでなく、「文の中でどう働いているか」を知るのが理解の近道。
📝 教科書や有名古典作品(「徒然草」「枕草子」など)で
→「この助動詞は何の意味?」とチェックする習慣を!
⑤ 繰り返し、でも短く何度も!
古典文法は「何度も目にする」ことが超大事!
- 1日5分でもOK、何度も音読
- 小テスト形式で暗記チェック
- 書いて・声に出して・聞いて覚える
🌟おまけ:古文単語とセットで!
文法と単語をセットで覚えると「読む力」が倍速に!
- 文法だけでは読めない
- 単語だけでは文の構造が分からない
→「文法+単語」のコンビ練習が効果的!
✨【目的別】古典文法のおすすめ参考書
🔰 初心者・基礎からやり直したい人向け
①『富井の古典文法をはじめからていねいに』(東進ブックス)
- とにかく分かりやすい!口語調の解説でスルスル読める
- イメージ重視で「理解」したい人に◎
- 文法嫌いでも「これなら読める」と言われる定番
②『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル』(河合出版)
- 短い問題でコツコツ覚えられるドリル形式
- 書いて覚える派におすすめ
- 実戦に強い文法力がつく
📘 本格的に古文を読めるようになりたい人向け
③『望月光の古文教室 古典文法編』(ちくま学芸文庫)
- 本格派!でも丁寧で分かりやすい
- 文法を「本質から」理解したい人におすすめ
- 「なるほど~」と納得できる解説が多い
④『マドンナ古文(文法編)』(学研)
- イラストや図解が多めで視覚的に覚えやすい
- 語呂合わせも豊富で暗記がラクに
- 親しみやすさNo.1!
📝 共通テスト・定期テスト対策したい人向け
⑤『古文上達 基礎編 読解と演習45』(Z会)
- 文法と読解の実戦トレーニングが同時にできる
- 問題演習で「使える」文法を身につけたい人に◎
- 難関大志望にも対応できる力がつく