体験談

受験当日、緊張で頭が真っ白になった私が学んだこと

2026年4月28日 更新:2026年4月23日

試験当日の朝、電車の中で手が震えていた。

前日まであんなに練習したのに、試験会場の椅子に座った瞬間、頭の中が真っ白になった。「やばい、何も思い出せない」と思った。隣の受験生がものすごく落ち着いて見えた(あとで聞いたら「めちゃくちゃ緊張してた」と言っていた)。

試験開始のチャイムが鳴ったとき、手が震えたまま問題用紙を開いた。

■ 緊張は「敵」じゃない

あとから知ったことがある。緊張は、体が「本気モードに入った」サインだということ。アドレナリンが出て、集中力と判断力が上がる状態になっている。

緊張を「悪いもの」として排除しようとすると、余計に意識してしまう。「緊張してる、どうしよう」と考えるほど、頭のリソースを無駄に使う。

あの日、試験中に少し楽になったのは「緊張してていい。みんな緊張してる」と思えたからだ。

■ 本番で助けてくれたのは「積み上げた事実」だった

問題を解き始めると、少しずつ手が止まらなくなってきた。「この問題、似たやつ解いたことある」という感覚が出てきた。

頭で考えるより先に、体が動いていた。それは何十回も繰り返した問題演習の積み重ねだった。

本番で「考えなくても解ける」状態にするためには、練習しかない。緊張していても手が動くくらい、体に染み込ませること。それが本番の「自信」の正体だと思う。

■ 終わったあとに気づいたこと

試験が終わって外に出たとき、冬の空気が妙に冷たかった。

「あれ、終わったのか」という感覚だった。緊張と興奮で、試験中の記憶があまりない。でも「やるだけやった」という感覚だけははっきり残っていた。

合格発表の日、自分の番号を見つけたとき、最初に浮かんだのは喜びじゃなかった。「あの震えながら開けた問題用紙が、報われた」という感覚だった。

今年受験生になったあなたへ。緊張するのは、それだけ本気だという証拠だ。本気になれる何かがあることは、すごいことだ。怖くていい。震えていい。それでも前に進んだ先に、必ず何かがある。

RELATED CONTENTS
関連コンテンツも読んでみよう