OPTION 02 — フリースクール

🏡 フリースクールとは?
まず「居場所」を取り戻す選択肢

心の回復を最優先にしたい人、学校以外の場所に通ってみたい人のための選択肢です。岩手県内の施設情報も掲載しています。

フリースクールとは、学校に行けない・行きにくい子どもたちに居場所と学びの場を提供する民間施設です。資格取得を主目的とせず、心の回復・社会性の育成・学習支援を行います。

少人数・自由な雰囲気・スタッフとの距離の近さが特徴で、「まずは誰かと話せる場所がほしい」「人と接することに慣れていきたい」という段階の子どもに向いています。

通信制高校との違い

比較項目🏡 フリースクール📖 通信制高校
設置者民間(NPO・企業・個人)国・都道府県・学校法人
高校卒業資格❌ 取得できない✅ 取得できる
目的心の回復・居場所・学習支援高校卒業資格の取得
費用目安月3〜5万円(補助金あり)年1〜100万円
在籍校の出席扱い⚠️ 条件付きで可能✅ 可能
向いている人まず心を回復させたい人高校卒業資格が欲しい人
💡 組み合わせもできます:フリースクールで生活リズムを取り戻しながら、通信制高校に在籍して高校卒業資格を目指す、という方法を選ぶ人も多いです。

在籍校の「出席扱い」になる条件

文部科学省の通達(1992年)により、一定の条件を満たせばフリースクール等への通所を在籍校の出席扱いにできます。

1

保護者と学校の間に十分な連携・協力関係があること

2

フリースクール等での学習・活動内容が学校での教育と同等と認められること

3

在籍する学校の校長が出席扱いと認めること

⚠️ 注意:出席扱いは自動ではありません。必ず在籍する学校の担任・教頭・校長に事前に相談し、書面での確認を取るようにしましょう。フリースクール側が学校との連絡を支援してくれる場合もあります。

岩手県内のフリースクール・居場所施設

岩手県内には50以上の不登校支援施設があります(2026年1月時点)。代表的な施設を紹介します。詳細・最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

みんなのまなびば ぐるぐるの森
盛岡市 フリースクール

2022年12月に開校した盛岡市内のフリースクール。岩手県内の不登校支援に長年関わってきた代表が設立。「家庭でも学校でもない第三の居場所」を提供しています。

YUME School 盛岡校
盛岡市 フリースクール

さまざまな理由での不登校・学習の遅れ・ブランクなどに対応した個別支援型のスクール。一人ひとりの「できたらいいな」に応える個別対応を軸に、授業・イベントを取り入れたサポートを実施。

DSC 高卒資格サポートセンター(岩手各地)
岩手県内11拠点 サポート校 中学生フリースクール併設

盛岡・花巻・北上・一関・久慈・宮古・釜石・大船渡・水沢・二戸・遠野に拠点を持つ。通信制高校と連携したサポート校で、中学生向けのフリースクールも併設。県内各地からのアクセスが可能です。

花鶏(あとり)学苑(宮古市)
宮古市 フリースクール

沿岸部・宮古市にある不登校支援のフリースクール。盛岡からは距離がありますが、沿岸部在住の家庭に選ばれています。

💡 より詳しい施設一覧:岩手県教育委員会や各市町村の教育相談窓口でも、地域の不登校支援施設を紹介しています。お住まいの市町村の教育委員会にまず相談するのが確実です。

フリースクールの選び方

1

「心の回復」重視か「学習」重視かを決める

まず安心できる居場所が欲しいのか、学習の遅れを取り戻したいのかで、向いているスクールが変わります。

2

通える距離かどうか

無理な通学は疲弊を招きます。自宅から通える距離・移動手段も確認しましょう。オンライン対応のスクールも増えています。

3

見学・体験をしてから決める

雰囲気は行ってみないとわかりません。多くのスクールが無料見学・体験を受け付けています。「ここなら通えそう」と感じるかどうかが一番大切です。

4

補助金・費用を確認する

岩手県や市町村によっては、フリースクールの利用料に対する補助制度があります。入会前に確認しましょう。

よくある質問

フリースクール単独では高校卒業資格は取得できません。ただし通信制高校と併用したり、在籍している学校の出席扱いにしてもらうことで、進路の選択肢を広げることができます。

一定条件を満たせばなります。文部科学省の通達により、学校長が認めた場合はフリースクールへの通所を出席扱いにできます。ただし学校との連携が必要で、自動的に出席扱いになるわけではありません。

岩手県内の一部市町村ではフリースクール利用への補助金制度があります。お住まいの市町村の教育委員会や福祉窓口に確認してみてください。また国でも2022年以降、支援の拡充が進んでいます。

多くのフリースクールは小学生から高校生まで対応しています。施設によって対象年齢が異なるため、事前に確認してください。小学生の不登校に特化したスクールもあります。