高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)は、文部科学省が主催する国家試験です。合格することで「高校卒業者と同等以上の学力がある」と認定され、大学・専門学校・各種資格試験の受験資格が得られます。

不登校・中退・高校に在籍したことがない人など、さまざまな背景の人が受験しています。旧称「大検(大学入学資格検定)」と同じ試験です。

基本情報

実施回数年2回(第1回:8月上旬〜中旬 / 第2回:11月上旬)
受験資格受験年度の3月31日までに満16歳になる人(高校在籍中でも受験可)
受験料3科目以下:4,500円 / 4〜6科目:6,500円 / 7科目以上:8,500円
合格基準各科目100点満点中40〜50点程度(目安)
試験形式マークシート方式(記述なし)
合格率全科目合格:約40〜50%/1科目以上合格:約93%
科目免除高校在学中に取得した単位・英検等の資格で一部科目免除可

受験科目(2025年度〜)

必修6科目+選択1科目(理科)の計7科目以上合格で全科目合格となります。

国語
必修
数学
必修
英語
必修
歴史(歴史総合)
必修
地理(地理総合)
必修
公共
必修
理科(選択)
科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から選択
💡 一度合格した科目は次回以降免除になります。全科目を一度に合格する必要はなく、2〜3回に分けて受験する方も多いです。まず得意科目から攻めるのが効果的な戦略です。

高卒認定のメリット

1

大学・専門学校の受験資格が得られる

合格後は大学・短大・専門学校への進学が可能に。総合型選抜(旧AO入試)にも対応している学校が多いです。

2

高校3年間より早く取得できる可能性がある

年2回の試験で、集中的に勉強すれば最短1年以内の合格も。同学年と並んで大学受験に挑むことも可能です。

3

費用が非常に安い

受験料は8,500〜10,000円程度(科目数による)。通信制高校や予備校と比べて圧倒的に低コストです。

4

高校在籍中でも受験できる

現在の高校に在籍しながらでも受験・合格できます。高校を辞めるかどうか迷っている段階で、先に取得しておくという使い方もできます。

⚠️ 注意:最終学歴は「高卒認定合格」になります。高校卒業資格そのものではないため、就職の際に「高卒以上」と書かれている求人に応募できるかは会社によって異なります。進学を主目的とする場合に特に有効な資格です。

勉強法・対策のポイント

難易度は中学〜高校1年生レベルが中心。対策次第で十分合格を狙えます。

📚

まず過去問を確認する

文部科学省のサイトで過去問が公開されています。出題傾向が安定しているため、過去問を繰り返し解くのが最も効率的な対策です。

🎯

得意科目から合格を積み重ねる

合格した科目は次回以降免除に。まず得意・苦手を把握し、合格しやすい科目から優先的に受験するのが効果的です。

💻

オンライン講座・参考書を活用する

通信教育(J-Webなど)や市販の高認対策参考書・問題集があります。YouTubeの無料授業動画(「とある男が授業をしてみた」など)も活用できます。

🎓

科目免除制度を積極的に活用する

高校在学中に取得した単位や、英検・数学検定などの資格で科目が免除される場合があります。単位修得証明書を取り寄せて確認しましょう。

よくある質問

全科目合格の合格率は40〜50%程度です。ただし1科目以上合格した人を含めると約93%が何らかの科目に合格しており、一度の受験で全科目を合格する必要はありません。合格した科目は次回以降免除されます。

なりません。高卒認定は「高校卒業と同等の学力があると認定された」ことを示す資格であり、高校卒業資格そのものではありません。最終学歴は「高卒認定合格」となります。ただし大学・専門学校の受験資格は得られます。

受験する科目数によって異なります。3科目以下:4,500円、4〜6科目:6,500円、7科目以上:8,500円です(収入印紙で支払い)。

難易度は中学〜高校1年生レベルが中心で、しっかり対策すれば合格できる試験です。マークシート方式で記述はありません。一度合格した科目は次回以降免除されるため、複数回に分けて受験する方も多くいます。

高校に行けなくても、
大学への道は開いている。

高卒認定試験は、あなたが選べる選択肢のひとつです。
まず過去問を見てみることから始めてみてください。