不登校や学校への行き渋りを経験した中高生が、次の一歩を踏み出すための選択肢は大きく3つあります。 通信制高校・フリースクール・高卒認定試験—— それぞれの特徴と費用、向いている人を比較しながら解説します。
「まず心を回復させることが先」という前提のもと、落ち着いたら一緒に考えていきましょう。
3つの主な選択肢
どれが「正解」ではなく、今のお子さんの状態と目標に合ったものを選ぶのが大切です。
自分のペースで学び、高校卒業資格を取得できる学校。週1〜5日など登校日数を選べ、レポート提出とスクーリングで単位を取得します。不登校経験者を多く受け入れており、サポート体制も充実しています。
学校の代わりとなる居場所と学びの場を提供する民間施設。資格取得が主目的ではなく、心の回復・社会性の育成・学習支援を行います。小中学生が多く、一定条件で在籍校の出席扱いになる場合があります。
文部科学省が実施する国家試験。合格すれば高校卒業と同等の資格が得られ、大学・専門学校の受験資格になります。年2回(8月・11月)実施。最短で高校3年間より早く資格取得が可能です。
3つの選択肢を比べてみる
一目でわかる比較表です。詳細は各ページでご確認ください。
| 比較項目 | 📖 通信制高校 | 🏡 フリースクール | 📝 高卒認定試験 |
|---|---|---|---|
| 高校卒業資格 | ✅ 取得できる | ❌ 取得できない | ⚠️ 高卒同等資格(別物) |
| 大学受験資格 | ✅ あり | ❌ なし(他と併用要) | ✅ あり |
| 費用の目安 | 年1〜65万円 | 月1〜5万円 | 年1〜2万円程度 |
| 対象年齢 | 中学卒業〜 | 小学生〜高校生 | 16歳〜(年度内) |
| 登校の必要性 | 週1〜数日(スクーリング) | 自由(通学型も) | なし(試験会場のみ) |
| 心のサポート | 学校によって異なる | ⭐ 充実している | なし(自己学習) |
| 向いている人 | 高校資格が欲しい人 | まず回復させたい人 | 早く資格を取りたい人 |
まず、どこから始めればいい?
焦らなくて大丈夫です。この順番で考えてみてください。
まず、心と体を回復させる
進路の話は後回しでいいです。壊れた状態で無理に動いても、うまくいきません。まず休ませてあげることが最初のステップです。
「何を優先するか」を決める
高校卒業資格が欲しいのか、まず居場所が欲しいのか、早く大学受験資格が欲しいのか——優先順位によって選ぶべき選択肢が変わります。
各選択肢の詳細を調べる
このページの下にある各詳細ページで、費用・特徴・選び方を確認してください。気になる学校やフリースクールには、まず見学・相談から始めるのがおすすめです。
子どもと一緒に決める
最終的には本人が「ここなら行けそう」と思えるかどうかが一番大切です。親が決めるのではなく、選択肢を提示して一緒に考えましょう。
まだ「進路を考える」段階じゃないかも、というあなたへ
心が疲れているとき、進路の話は追い打ちになります。
まず気持ちに寄り添うページも用意しています。
よくある質問
できます。通信制高校は不登校経験者を多く受け入れており、自分のペースで高校卒業資格を取得できます。また高卒認定試験に合格すれば、大学・専門学校への進学資格も得られます。
通信制高校は「高校卒業資格」を取得できる学校。フリースクールは資格取得を主目的としない民間の居場所・学習支援施設。高卒認定試験は試験合格で高校卒業と同等の資格を得る国家試験です。目的によって選ぶべきものが異なります。
お子さんの状態・目標・家庭の経済状況によって最適な選択肢は異なります。まず心身の回復を優先し、落ち着いたら各選択肢を比較検討することをおすすめします。複数を組み合わせる方も多いです。
心身が落ち着いてきたと感じたタイミングからで十分です。中学3年生の場合は高校進学のタイミングがありますが、通信制高校は年度途中の転・編入も可能です。焦って動くより、本人が「動けそう」と感じてから始める方がうまくいくことが多いです。
道は、ひとつじゃない。
学校に行けない時期があっても、その後の人生は自分で切り開けます。
選択肢を知っていることが、最初の一歩になります。
各ページで詳しい情報を確認してみてください。