通信制高校は、レポート提出・スクーリング(登校)・テストの3つで単位を取得し、高校卒業資格を取得できる学校です。毎日通う必要がなく、自宅学習が基本になります。

全国に公立・私立合わせて約335校あり、不登校経験者・社会人・芸能活動中の生徒など、さまざまな背景を持つ人が通っています。

基本的な仕組み

卒業要件74単位以上の取得(3年以上在籍)
学習方法レポート提出(自宅学習)+スクーリング(登校)+試験
登校頻度公立:週1〜2回程度/私立:年数日〜週5日まで様々
入学時期4月(公立は年1回が多い)/私立は年複数回・随時も
転入・編入年度途中の転入・編入を受け付ける学校が多い
取得できる資格高等学校卒業資格(全日制と同等)
💡 高校在籍中でも転入できます。今の高校を退学しなくても、先に通信制高校に転入の手続きができます。状況に合わせて学校と相談してみてください。

費用の目安(2025〜2026年度)

公立と私立で大きく異なります。ただし就学支援金制度により、私立でも実質負担を抑えられます。

🏫 公立通信制高校
年1〜5万円

授業料は1単位あたり約336〜400円と非常に安価。ただし通学圏が限られ、各都道府県に1〜2校程度。

🏫 私立通信制高校
年30〜65万円

コースや登校日数で差あり。就学支援金(最大年39.6万円)適用後は実質10万円以下も可能。

💴 就学支援金制度(2025年度〜)

通信制高校も対象。返済不要の国の支援制度
私立通信制高校:最大年39.6万円支給(2025年度〜拡充)
2025年度から事実上の所得制限撤廃。より多くの家庭が対象に
授業料への適用のみ(教材費・施設費・スクーリング交通費は対象外)
⚠️ 就学支援金は授業料のみが対象です。施設費・教材費・スクーリングの交通費などは自己負担になります。入学前に総費用の見積もりを確認しましょう。

通信制高校が向いている人

高校卒業資格をきちんと取りたい人

大学・専門学校に進学したい人

毎日登校は難しいが週1〜2日なら行けそうな人

自分のペースで学習を進めたい人

今の高校から転入・編入を考えている人

将来に向けて芸術・スポーツ等の活動と並行したい人

学校の選び方・チェックポイント

学費だけで選ばず、以下のポイントも確認してください。

① スクーリングの場所と頻度

通学が必要なスクーリングは、自宅から通える距離にキャンパスがあるか確認を。理想は片道40分以内。オンラインスクーリングに対応した学校も増えています。

② 不登校・メンタルへのサポート体制

スクールカウンセラーの配置、個別面談の頻度、心理的サポートの充実度を確認しましょう。「不登校経験者の在籍率」や「卒業率」も学校の実力を示す指標です。

③ オンライン学習の充実度

レポートや授業がオンラインで完結できるか、サポートの質はどうかを確認。自宅学習が中心になるため、オンラインシステムの使いやすさは重要です。

④ 進路実績・卒業率

公立通信制高校の3年卒業率は4〜6割程度と言われます。私立はサポートが手厚い分、卒業率が高い傾向があります。大学進学を目指すなら進学実績も確認を。

💡 まず資料請求・見学から始めましょう。気になる学校には無料の説明会や個別相談を設けているところが多いです。1校だけでなく複数校を比較することをおすすめします。

よくある質問

できます。通信制高校は不登校経験者を積極的に受け入れており、在籍生徒の多くが不登校・長期欠席の経験を持っています。年度途中の転入・編入も多くの学校で受け付けています。

公立の通信制高校は年間1〜5万円程度と非常に安価です。私立は年間30〜65万円程度が一般的ですが、就学支援金(最大年39.6万円)を利用することで実質負担を大幅に抑えられます。2025年度から所得制限が事実上撤廃され、より多くの家庭が支援を受けられます。

できます。通信制高校を卒業すれば全日制と同じ「高校卒業資格」が得られ、大学・専門学校の受験が可能です。進学に特化したコースを設けている私立通信制高校も多くあります。

はい、単位取得のため最低限のスクーリングは必要です。ただし公立では週1〜2回程度、私立では年間数日〜週5日まで学校によって大きく異なります。外出が難しい場合はオンラインスクーリングに対応した学校を選ぶと良いでしょう。

高校卒業資格は、
自分のペースで取れる。

通信制高校は「逃げ道」ではなく、あなたに合った学びの場所です。
まずは資料請求や見学から、一歩踏み出してみてください。