🔬 高校化学基礎・モル
モル計算とは?
物質量の求め方をわかりやすく解説
「mol」という単位の正体を理解して
計算問題を得意にしよう
化学基礎で必ずつまずくポイントが「モル(mol)」です。「結局molって何?」というモヤモヤを、今日で解消しましょう。
molは「原子や分子を6.0×10²³個ずつのまとまりで数える単位」です。
🧪 モルとは何か——「1ダース」と同じ考え方
鉛筆を「12本」と数える代わりに「1ダース」とまとめて数えることがありますね。molも同じ発想で、原子や分子の数が多すぎるので、6.0×10²³個をまとめて「1mol」と呼んでいるだけです。この数をアボガドロ数と呼びます。
物質量
mol
6.0×10²³個のまとまり
質量
g
グラム
気体の体積
L
標準状態で1molは22.4L
🔺 「モルの三角形」で公式を覚える
質量(g)
mol × モル質量(g/mol)
上を隠すと mol × モル質量、他を隠すとそれぞれ割り算の形になる
📌 三角形の使い方:
・質量を求めたい→ 質量(g) = mol × モル質量(g/mol)
・molを求めたい→ mol = 質量(g) ÷ モル質量(g/mol)
・モル質量を求めたい→ モル質量 = 質量(g) ÷ mol
・質量を求めたい→ 質量(g) = mol × モル質量(g/mol)
・molを求めたい→ mol = 質量(g) ÷ モル質量(g/mol)
・モル質量を求めたい→ モル質量 = 質量(g) ÷ mol
⚠️ モル質量とは:元素記号の右下にある原子量(周期表に書いてある数字)に「g/mol」という単位をつけたものです。例えば炭素Cの原子量は12なので、モル質量は12g/molです。
📝 例題で確認しよう
【例題】(原子量:C=12, O=16, H=1)
二酸化炭素CO₂ 4.4gは何molですか?
1
CO₂のモル質量を計算する
C(12)+ O(16)× 2 = 12 + 32 = 44g/mol
2
三角形の公式に当てはめる
mol = 質量 ÷ モル質量 = 4.4g ÷ 44g/mol = 0.1mol
✅ 答え:0.1mol
✏️ 練習問題にチャレンジ!
練習問題 1(質量からmolを求める)※原子量 H=1, O=16
水H₂O 36gは何molですか?
💡 ヒント:まずH₂Oのモル質量を求めましょう(H×2 + O)。
【解き方】
H₂Oのモル質量 = 1×2 + 16 = 18g/mol
mol = 36g ÷ 18g/mol = 2mol
H₂Oのモル質量 = 1×2 + 16 = 18g/mol
mol = 36g ÷ 18g/mol = 2mol
✅ 答え:2mol
練習問題 2(molから質量を求める)※原子量 Na=23, Cl=35.5
塩化ナトリウムNaCl 0.5molは何gですか?
💡 ヒント:質量 = mol × モル質量 の公式を使いましょう。
【解き方】
NaClのモル質量 = 23 + 35.5 = 58.5g/mol
質量 = 0.5mol × 58.5g/mol = 29.25g
NaClのモル質量 = 23 + 35.5 = 58.5g/mol
質量 = 0.5mol × 58.5g/mol = 29.25g
✅ 答え:29.25g
練習問題 3(気体の体積・応用)
標準状態(0℃、1気圧)で、酸素O₂ 5.6Lは何molですか?また、その質量は何gですか?(原子量 O=16、標準状態で気体1molは22.4L)
💡 ヒント:まずmolを体積÷22.4Lで求め、次にmol×モル質量で質量を求めましょう。O₂のモル質量は16×2=32g/molです。
【解き方】
mol = 5.6L ÷ 22.4L/mol = 0.25mol
O₂のモル質量 = 16×2 = 32g/mol
質量 = 0.25mol × 32g/mol = 8g
mol = 5.6L ÷ 22.4L/mol = 0.25mol
O₂のモル質量 = 16×2 = 32g/mol
質量 = 0.25mol × 32g/mol = 8g
✅ 答え:0.25mol、8g
🎉 モル計算をマスターしよう!
- ① molは6.0×10²³個のまとまりを表す単位
- ② 質量 = mol × モル質量 の三角形で公式を使い分ける
- ③ モル質量は原子量にg/molをつけたもの
- ④ 気体の場合、標準状態で1molは22.4L
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