2026年6月|plusLINK編集部
📚 進路の本音シリーズ
- vol.1「とりあえず大学」でいいの?
- vol.2 AIが進む時代と現場技術者
- vol.3 企業が求める即戦力・専門知識
- vol.4 推薦のためのランクダウンを問い直す
- vol.5 将来・家族・自分と向き合うこと
- vol.6 やれないじゃなく、やれる環境をつくる(この記事)
やれる環境をつくる。
「岩手だからできない」「お金がないからできない」「時間がないからできない」——
その言葉の前に、本当に環境を変える努力をしましたか?
「できない理由」を探すのをやめる
進路の相談を受けていると、こんな言葉をよく聞きます。
- 「志望校に合った専門的な対策ができる環境がない」
- 「うちはお金がないから県外の高校には行けない」
- 「部活が忙しくて勉強する時間がない」
- 「田舎だから情報が入ってこない」
これらは全部、嘘ではありません。でも全部、言い訳でもあります。
環境が整っていないのは事実かもしれない。でも「環境がないからできない」と結論づけた瞬間に、可能性の扉が閉じます。環境は与えられるものではなく、自分でつくるものだという視点を持てるかどうかが、その後の人生を大きく分けます。
「塾に通っているのに成績が上がらないと悩んでいた。でも勉強のやり方自体が間違っていただけで、やり方を変えたら模試の偏差値が半年で大きく上がった。環境のせいにしていた自分が恥ずかしかった。」
— 盛岡市出身・東北大学在学中(取材より)
「やれない理由」を「やれる方法」に変換する
「できない」という言葉を受け取ったとき、私たちはこう問い返したいと思っています。「では、どうすればできますか?」と。
❌ やれない理由(思考停止)
「志望する難関大の対策ができる専門講師が身近にいない」
✅ やれる環境をつくる(思考転換)
「オンライン予備校(スタディサプリ・東進・Z会通信)と地元の塾を組み合わせて対策する。全国トップ講師の授業が自宅で受けられる」
❌ やれない理由(思考停止)
「お金がないから進学できない」
✅ やれる環境をつくる(思考転換)
「給付型奨学金・授業料無償化制度を徹底的に調べる。岩手大学なら学費は年53万円」
❌ やれない理由(思考停止)
「部活が忙しくて勉強時間がない」
✅ やれる環境をつくる(思考転換)
「移動時間・昼休み・朝15分を勉強時間に変える。隙間時間の積み上げで年間200時間になる」
❌ やれない理由(思考停止)
「田舎だから情報が入ってこない」
✅ やれる環境をつくる(思考転換)
「SNS・YouTube・大学公式サイト・OBへの直接連絡——情報は自分から取りに行くもの」
環境をつくった人たちの共通点
岩手から全国トップレベルの大学・企業・舞台に進んだ人たちを見ていると、一つの共通点があります。
それは「与えられた環境に不満を言う前に、自分でできることを全部やった」ということです。
「岩手の工業高校から東北大学の大学院に進みました。周りに前例がなかったから、自分で道を調べて作るしかなかった。でもそのプロセス自体が、入学後の一番の武器になりました。」
— 岩手県出身・東北大学大学院(取材より)
「音楽で行きたい大学があったけど、岩手にレッスンできる先生がいなかった。自分でオンラインレッスンを探して、週2回東京の先生に習いました。受験に合格したとき、環境は自分でつくれると確信しました。」
— 岩手県出身・音楽大学在学中(取材より)
「やれる環境」を自分でつくる4つのステップ
「本当にやりたいこと」を言葉にする
環境をつくる前に、何のために環境をつくるのかが明確でないと動けません。「〇〇大学の〇〇学部に行きたい」「〇〇の仕事がしたい」という具体的な言葉にすることが第一歩です。
「今の環境で足りないもの」を書き出す
感情的に「できない」と言うのではなく、具体的に何が足りないかをリスト化します。情報・お金・時間・人脈・技術——どれが本当の障壁かを冷静に見極めます。
「代替手段」を3つ以上考える
一つの障壁に対して、必ず複数の突破口があります。オンライン・通信・奨学金・人に聞く・自分でやる——「一つの方法がダメなら終わり」という発想をやめることが鍵です。
「今日できる一つ」を実行する
環境をつくるのは大きなプロジェクトではありません。今日、スタディサプリを登録する。今日、奨学金の資料を請求する。今日、先輩にLINEを送る——小さな一歩の積み重ねが環境をつくります。
やれる環境をつくる第一歩として
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